天神ばやし保存会の方によれば、天神ばやし太鼓を学ぶ取組は、地域の伝統を学ぶ学習の一環として、約20年前に始められました。
天神ばやし太鼓は佐竹氏の時代に、いくさの前の出陣囃子が始まりだと言われています。その後は農民の娯楽として伝えられてきたそうです。
体育館での練習を見学に行ったのは12月なかば。陽も傾いて寒くなってきた時間帯でしたが、児童の皆さんの演奏が始まると、その熱気と懐かしいリズムに、見ている自分も自然と体が動き、暖かくなってくる気がしました。峰山小学校になってからは、5年生が天神ばやし太鼓を学び続けることになっています。このリズムはこれからもこの地で伝え続けられていきます。
[取材] 萩谷浩司