2003年に行われた西金砂神社の磯出大祭礼で田楽舞をご覧になった方も多いでしょう。金砂郷小学校では伝統の舞を子どもたちが地域の方から学んでいます。「四方固め」「種まき」「一本高足」「獅子舞」それぞれの舞い方やその意味を田楽師の方から指導を受け、楽師の方々の笛や太鼓の音に合わせて、心をこめて表現しようとする児童たち。
そのひたむきな姿が心に残っています。
大祭礼のご縁から始まった日立市立水木小学校との交流は今でも続けられています。
今回はオンラインでの開催となり、両校の様子を伝えあい、この時期だからこそさらにつながりを深め新たな歩みを始めました。地域の想いや願いを大切に、常陸太田の伝統文化を守り継いでいくこのような取り組みは、統合後、金砂郷全地区の児童が集う小学校となってからも続けて行って欲しいと思いました。
[取材] 鴨志田弘子